エントリーシートを入手する方法は、企業の採用ホームページの他に、請求した資料に同封されていたり、説明会の際に配られる場合など企業ごとに配布方法が異なりますので注意が必要です。
エントリーシートは、企業にとって自社の採用基準に合った学生を見極めるための重要な選考材料となります。
こうした意味合いを十分理解した上で、自己分析はじめ業界・企業研究を徹底的に行い、志望先に沿ったエントリーシートが作成できるよう下書き等を数多くこなしておきましょう。
エントリーシートの定番設問例
★これまでの人生経験から人物像を探る質問
これまでどういった活動を行い、どのような意識で対応し、どうやって問題を解決してきたか等、企業内で活かせる決断力や判断力、また目標達成能力などの人物像を探る質問です。
- 学生時代に特に力を入れたことは何ですか。
- 今までの人生の中で、一番の失敗談を教えて下さい。
- あなたが今最も関心のある事は何ですか。
- 業界の現状についてあなたが感じることを教えて下さい。
- あなたは10年後どんな人物になっていたいですか。
- 夢を実現するために何かしていることはありますか。
- 社会人として活躍するために必要な資質は何だと思いますか。
- 仕事の中でのやりがいは何だと考えていますか。
- 就職の際、最も重視する事柄を理由とともにお書き下さい。
- あなたの企業選択基準を教えて下さい。
- あなたが最も誇れる経験は何ですか。
- 仕事とプライベートについてどう思いますか。
- あなたの最大の長所は何ですか。
- あなたを採用した場合のメリットは何だと考えますか。
- あなたが当社を志望した理由を具体的に教えて下さい。
- あなたがこの業界・業種を志望した理由を教えて下さい。
- 当社に入社できたら何をしたいですか。
- 入社したらどんな仕事をしたいですか。
★知的レベルを知るための質問
どういったことに興味を持っているのか、業界・企業動向に対する関心はどうか、応募者の人間性や潜在的能力を見極める質問です。
★価値観や生き方を探る質問
自身の人生に関する価値観や将来像を問われています。社会人となる自覚や、企業の目指す方向性と応募者の人生設計が合致しているかを探る質問です。
★職業観について探る質問
仕事に対する姿勢や考え方が問われています。応募者自身の職業観を探り、企業倫理や経営理念と合致するか、組織の中で能力を活かせるかを探る質問です。
★職業選択基準について見る質問
学生自身の職業選択基準と共に、企業に対する先入観や思い込みはないか、また、充分な情報収集をして適切な価値判断をしているかを探っています。
★応募者自身に対するイメージ形成の質問
学生自身が持ち合わせている能力や自己分析力を探る質問です。それらの能力や経験、考え方が企業にとってプラスになるか、人間的魅力を感じるかを見ています。
★強み・弱みを聞く質問
自己分析と企業分析の両方がきちんとできているかを見極める質問です。自分を客観的に理解しているか、自身を極端に誇張・美化していないかが問われています。
★志望理由を聞く質問
志望業界・企業において、自身がどのように貢献できるか客観的に分析できているかを探っています。また、業界や企業への理解度・熱意を知ろうとしています。
★やりたい仕事・職務を聞く質問
学生の価値観と目指しているキャリア設定が、企業の目指す方向性と合致しているのかを見極める質問です。未知の能力への可能性や目標設定能力を探っています。