業界・企業研究の進め方

自分の特性や性格に合った仕事を探す業界・企業研究。どのような業種や仕事、企業があるのかを知ることで、就職活動の目標が定まります。

就職活動を始めるにあたり、まず最初に行うのが自己分析ですが、そこからはじき出された自分の特性や性格に合った仕事を探すには、業界・企業研究をする必要があります。
どのような業種や仕事、企業があるのかを知ることで、就職活動の目標も定まり、活動自体の意欲も湧いてくるものです。
逆に、この段階で志望業種や職種が絞りきれていない人も、大まかな自分の将来像をイメージすることで、少しずつ的が絞れてくることでしょう。

また、研究前にお知らせしたいこととして、現在、日本国内には約180万社の企業があるといわれており、志望が集中する上場企業はそのうちわずか0.2%しか存在しません。
この数字から読み取れるのは、上場企業就職の競争倍率の高さと、知名度が低くても多くの優良企業が国内に存在し、それらの企業が日本経済を支えているという事実です。
ブランドイメージや周囲の風評に惑わされず、自分の理想と照らし合わせながら、対等の立場で企業と接っし、自分のものさしで業界・企業研究を重ねることが重要といえます。
下記に、業界・企業研究をする際の主なポイント・注意点を列挙しておきます。ぜひ今後の有意義な就職活動につなげていってください。

業界・企業研究する際のポイント・注意点

学生のノリやアルバイト感覚のままで研究を行わない。
上場企業や流行業種などのイメージだけで判断しない。
テレビドラマ・CMイメージ・雑誌の特集記事などに惑わされない。
大企業や中小企業の長所・短所を理解する。
初めから一つの業界に絞り込まない。
最初は細かく分析しすぎず、業界のアウトラインを把握する。
1つの媒体に特化せず、あらゆる情報源を複合的に活用する。
業界・企業の将来性や強み・弱みを比較してみる。
業界の市場シェアや志望企業の経営状況、事業内容、技術・製品等を把握する。