就職活動で使う機会が増えるメールなどのビジネス文書では、敬称の使い方にも気をつけましょう。
手紙に比べ、手軽に利用できる電子メールでは、用件ばかりに気がいき、思いのほか「宛名」や「宛先欄」の敬称には気を配らない学生が多いようです。
メールを送った場合、本文中の宛名部分はもちろん、宛先欄にも相手の名前が表示されます。
敬称が付いているかの確認はもちろんのこと、間違った使い方をしていないか、こちらのページで確認しておきましょう。
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「様」の使い方
志望先企業・大学の先生など問わずに用いられる一般的な敬称です。現在の就活シーンでは、敬称の中では一番使われる頻度が高いものです。
メールや手紙などの書き言葉をはじめ、日常の話し言葉としても使用しています。
例)○○株式会社 人事部 ○○様
例)○○株式会社 人事部 部長 ○○様
「御中」の使い方
官公庁・企業・各種団体・学校・部署などの機関・組織宛の文書に用います。「御中」は組織に属する全ての人を対象にしているので、「御中」の後に「役職名」や「様」などの敬称を重ねて記載することはありません。
例)○○株式会社御中
例)○○株式会社 人事部御中
「役職名」の使い方
送信相手の役職がわかっている場合は、役職名を付けた宛名を使用します。使い方としては、社名+部署+役職+名前+様が一般的です。
例)○○株式会社 人事部 部長 ○○様
例)○○株式会社 人事部 ○○部長
「先生」の使い方
大学の先生や恩師、弁護士など士業を営む方にメールを送る際に用いられます。「先生」自体が敬称を兼ねているので、「○○先生様」「○○先生殿」といった使い方は誤りとなります。
例)○○大学 ○○学部 ○○先生