筆記試験の種類と特徴

多くの応募者が集まる大手企業を中心に行われる就活筆記試験。ここでは、筆記試験の種類と特徴を紹介していきます。

就職活動における筆記試験は、主に、志望者の内面的な能力や性格の把握と、採用後の配属部署を決めるときの基礎資料として用いられます。
一般的には、自社の採用基準に合った学生を絞り込むために行われることが多いので、次のステップへ進むためには、早い時期から参考書や問題集で十分な対策をしておくことが重要です。

就活における主な筆記試験の種類

★SPI

性格適性検査に加え、言語理解力・論理的思考力・数量的処理力などの能力適性検査の分野に分かれています。多くの企業で採用されている代表的な筆記試験です。

★GAB

GABとは言語・計数・性格検査で構成される総合適性検査で、物販営業職、金融営業職、研究開発職、コンサルタント職、サービス営業職など幅広い職種を対象としています。

★CAB

CABは、法則性や暗号解読性などが試されるコンピュータ職適性診断テストです。コンピュータ業界で最も多く採用されており、SEやプログラマー職希望者は必須となります。

★一般常識

国語・数学・英語・理科・社会といった、基本科目を中心に基礎学力レベルの問題が数多く出題されます。

★時事問題

国内・国際情報をはじめ、経済・社会一般問題など、社会人として広く知っておきたい知識・教養を問う問題が出題されます。

★小論文

一般的には、時事問題に関連したテーマに添った内容を求められることが多く、業界によっては、その業種に関連したテーマを題材に意見を求められるケースも。

★専門知識

業種や職種ごとに、その業界で働く上での基礎知識や、最近話題になっている業界ニュースなどから、技術・商品・業界動向など、幅広く出題されることが多い。