ブラック企業の特徴と見分け方

就職・転職の際、何かと話題となるブラック企業。ここでは、その特徴と見分け方のポイントを紹介しています。

就職・転職の際、何かと話題となるブラック企業。
小説や映画などでも取り上げられ、すっかりこの言葉は市民権を得た感があります。
一般的に、劣悪な労働環境を強いられるといわれるブラック企業ですが、以前から知られる外食業界やIT業界、不動産業界や風俗業以外にも、近年では認知度の高い上場企業においても、ブラック企業として取り上げられている場合があります。
ここでは、就活生がそうしたブラック企業に就職しないための、特徴と見分け方のポイントを紹介していきたいと思います。

ブラック企業の特徴と見分け方

★ブラック企業の特徴

残業代が支払われない、サービス残業が多い。
休日出勤が多い。
退職する社員が多い。
契約社員、アルバイトの比率が高い。
有給がない、あってもなかなか消化できない。
同族経営の中小零細で、トップダウン型の経営。
中小零細なのに幹部が高級車を所有している。
理不尽な解雇要求、降格人事がある。
定年退職・円満退社をした社員がほとんどいない。
福利厚生がない、または未整備。
労働組合・就業規則・業務マニュアルがない。
定期昇給制度がなく、社内統一の給与モデルがない。
社員のほとんどが権限のない役職者にされている。
賞与に反映される基本給がかなり低く設定されている。
交通費を全額支給しない。
うつ病などで会社に出てこなくなった社員がいる。

★ブラック企業の見分け方

就職サイトなどで、1年中求人広告を出している。
就職サイトなどで、高報酬がやたらと強調されている。
就職サイトなどでの求人数がやたらと多い。
初任給の設定が、同業他社よりかなり高い。
歩合給部分の比率が高く、モデル年収が異常に高い。
選考過程が少なく、内定通知がすぐに出る。
会社説明会などで、夢や熱意を多く語り洗脳する。
クチコミサイトなどに、良くない噂や批判が多い。
HPなどで、やり手の社員しか紹介されていない。
社員紹介の写真に美人の女性社員(宣伝素材)を使っている。
会社規模の割に社屋やオフィスが立派すぎる。
毎日深夜まで残業している様子が伺える。
平均勤続年数・社員数や売上高などのデータを開示しない。
事業内容が多様で、柱となる事業が曖昧。
面接官の口調や社員の態度が悪い。
入社後の研修や教育制度が整備されていない。

以上、簡単にポイントを挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
入社してみないとわからない面も多々あるかと思いますが、上に挙げた注意点を気にすることで、企業の輪郭が何となく見えてくるはずです。
入社してから後悔しないためにも、就職に焦る気持ちを抑えて、ぜひ一度、志望企業をチェックしてみてください。