エントリーシートとは?

個人の資質を問う評価ツールとして多くの企業が採用するエントリーシートですが、大きく分けると3つのタイプ。その特徴を紹介。

エントリーシートとは、企業が独自に作成している応募用書類のひとつで、履歴書に比べると各企業が知りたい情報の項目が独自に設定されており、企業の求める人材像によって質問内容にかなりの違いがあるのが特徴です。
主に、会社説明会や面接の前に提出させる企業が多く、学生時代の経験や自己PR、志望動機などを書かせるものとなっています。
また、エントリーシートが実質的な一次選考になる場合も多く、その後の面接の話題に使われるなど、企業側は学生を判断する材料として重要視しています。
そのため、しっかりと自己分析・業界研究・企業研究を行っていないと、きちんと記入するのは困難です。
応募者の多い企業であれば、かなりの割合で提出を求められますので、あらかじめ対策を練っておきましょう。

エントリーシートの種類

個人の資質を問う評価ツールとして多くの企業が採用するエントリーシートですが、大きく分けると次の3つのタイプがあります。

履歴書・経歴書タイプ

多くの学生を募集する場合に利用されるタイプで、履歴書を書く要領で、丁寧な字で読みやすく書くことを心がけましょう。
氏名にはじまり、大学名や学部、専攻、ゼミなど基本的な質問が多いのが特徴です。

設問回答タイプ

エントリー応募段階で絞り込みを行いたい時に使われるタイプです。
就活生が一番苦手にしているタイプでもあり、長所・短所や自己PRなど、その後の面接につながる設問が多く設定されています。
過去回答例をコピーすることなく、自己分析をしっかりと行って回答しましょう。

専門知識回答タイプ

これまでの学生生活で学んだことを踏まえて、知識や能力を問う設問が用意されています。
専門的な知識が求められる職種や職種別採用を行っている企業の応募で比較的多く使われています。
こうした企業を受ける際には、最低限の予備知識を日頃からあらゆる媒体を通して蓄えておく必要があります。

以上、いずれのエントリータイプも、企業が求めている人材や能力がどういったものかを自分なりに解釈し、しっかりとした準備をしておくことが大切です。